結婚後や出産後も仕事を続けるには

妊娠・出産のライフイベントで働き方を考える

リモートワーク、時短勤務などの導入により、女性の働きやすい環境を作る職場が増えてきました。ですが、看護師など医療従事者の仕事はリモートワークや、オンライン会議で…というわけにはいきません。女性の多い医療現場では、妊娠、出産などライフイベントのタイミングで働き方を見直す人が多いようです。妊娠中も仕事を続けたい人、子育てをしながら働きたい人は増えていますが、誰もが以前と同じように働けるわけではありません。
国の政策で、妊娠中は夜勤や時間外労働が免除されるようになり、ひと昔前と比べれば仕事を続けやすくなっています。ですが、妊娠中の体調はさまざまで、なかにはつわりが重く電車にすら乗れないという人もいます。体調によっては、時短勤務を願い出たり、安定期に入るまで休みを取るなどしましょう。仕事を続けるならば、管理者や人事に自分から働きかけることが大切です。積極的にサポート制度を活用しましょう。妊娠初期は、つわりに加え、眠気が強くなるなど注意力が散漫になります。上司への報告はなるべく早い方がいいでしょう。産休は基本的に出産予定の6週間前からとることができます。里帰りする場合は、有休を使って早めに休みを取ることもできます。育休は病院によって取れる期間が決まっているので事前に確認します。
夜勤にいつから入るか、時短勤務をするか、非常勤で働くかなど、出産後の働き方を決める必要があります。病院の制度や助成を活用して、自分や家族にとって最適な働き方を見つけてください。